UP24のワイヤレス同期で得たものと失ったもの
akibyonです。
UP24は、Bluetoothを使って同期できるので、同期のために腕から外す必要はなくなりました。ペアリングしたデバイスで、アプリを起動するとすぐに同期が始まります。
同期していることを示すプログレスバーが細くなって、バックグラウンドで勝手にやってるイメージになった。今まではもっと太くて「キャンセル」ボタンなんかもあった。
これは予想以上に快適で、これまでのUPだと基本的にアプリを起動してから、イヤフォンジャックに接続するという操作になるため、ちょっと待たされます。認識しなくて挿し直したり。刺したときの衝撃でiPhoneを支えていた指がスリープボタン押してしまったり(あるある)。UP24で同期のストレスは軽減されたと思います。UPを外すという行為が減ったことで、よりウェラブルで、身につけていることを感じさせないデバイスになりました。
だけど、ワイヤレス同期で失った快適さもあります。UPは複数のiOSデバイスと同期しても使うこともできます。それぞれのデバイスにインストールしている「UP」アプリで、同じアカウントを使ってサーバーと同期していれば問題ありません。1つのUPリストバンドで計測されたデータとして統合され、全デバイスから常に最新の状況を参照できます。データが重複したり失われたりする心配もないし、UP本体に設定しているアラームが上書きされることもない。
私の場合、寝床に持っていくのはiPod touch(動画を見ながら寝ようと思うとき)、iPad mini(読書やWebなどを閲覧しながら寝ようと思うとき)。外出時はiPhoneとiPad miniという状況で、旧UPでは、そのときに手元にあるiOSデバイスとUPを同期していました。Bluetooth同期では、iOSデバイスとUPがBluetoothによるペアリングが設定され、それが保持されます。旧UPでは物理的に挿し替えるだけだったのでわかりやすかったのですが、UP24では少しややこしくなりました。
Bluetoothイヤフォンやスピーカーを、複数のiOSデバイスなどで使い回している人なら、簡単に想像できると思います。寝床に持っていったiPod touchでアラームを設定しようと思ったら、他のiOSデバイスとBluetoothでつながっているため、UPリストバンドが見つからないというエラーが出る。この場合は、接続されているiOSデバイスのBluetoothをオフにして(ペアリングの設定を削除する必要はない)、接続したい側の「UP」アプリを起動するという回避方法になります。
なんだけど、寝ようと思っていたのに寝床から起き出さないといけないのと、どのiOSデバイスにつながっているのかがわからないとちょっとめんどう。
まあ、普通の人は、複数のiOSデバイスで1つのUPリストバンドを使うことはないと思うから、「失われた」とかって騒ぐほどのことじゃないと思うんだけどね。