Apple Pencil互換スタイラスペンがすごい進化してた

2024年6月15日 akibyon

第2世代Apple Pencilとそっくりの互換ペンを買った。見た目がApple PencilそっくりでiPadで使えるスタイラスペンが登場し始めたのは5〜6年前だと思う。iPadで使えるスタイラスペンは、それこそiPadが登場してすぐからあったけど。

互換ペンは見た目だけで正確さや書き味は全然ダメだった。何を持って互換と言っているのかも不明だった。
だけどここ1〜2年で劇的に進化したように思う。どういう理由かわからないけど正確さや書き味がApple Pencilに迫るまでになった。使い勝手の細かい部分で、今でもApple Pencilの方がよい面があるけど、書き始めたら大きな違いはないと思う。本家同様に傾き検知に対応していて、使い心地も悪くなかった。

ペン先が触れている位置と描画位置のずれがApple Pencilレベルでほぼない。パームリジェクションもちゃんと作用する

第2世代のそっくりさんが出はじめたときは、iPadの横に磁石で吸着できるまでになった。でも、充電はペンにある端子にケーブルを挿す必要があった。
ところがついに側面に貼り付けて充電もできる互換ペンが出てきた。これもそう。せっかくだから本家にはない黒を選んでみた。
本物では「Apple Pencil」と書いてある部分に「Pencil」とだけプリントされてる。ここに自社のブランド名とかモデル名が入っている製品もある。それよりはこっちの方がいいと思う。

本来ならApple Pencilと書かれているところがPencilになってる。でもブランド名やモデル名が入っている製品もあるので、この方がずっといい

ペンのお尻部分がタッチセンサーになっていて、充電されている状態でダブルタップすると電源が入り、緑のランプが点灯する。実際のApple Pencilにはランプなんてないけど、互換ペンの場合はあったほうがわかりやすいんじゃないかな。ランプがない互換ペンも売ってる。

第2世代Apple Pencilと比較して劣るところ

既知のことと、使ってて気がついた範囲では

筆圧検知がない
ダブルタップ機能が使えない
自分で電源をオンにする
最初のペアリングは一般的なBluetooth機器と同じやり方で手動でやる
ロック画面にペンで触れるとメモアプリが起動するインスタントメモは使えない（メモが起動しない）
側面に貼り付けて充電開始する際に一瞬表示されるバッテリー残量表示が表示されない

そのぐらい。

（3）に関しては、iPadの側面に貼り付けた状態から取り外すと自動でオンになるから、そういうルーチンなら自分でオンにする機会はあまりない。
（4）をやるのは最初の1回だけ
（5）はApple Pencilユーザーでも使わない人がいるマイナー機能
（6）はバッテリーウィジェットでの残量表示に対応しているから、それを目につくように配置しておけばあまり問題ない
（1）（2）は、純正でも安価な方のApple Pencil（USB-C）にはないから、Apple Pencil（USB-C）代わりに使うなら「劣ること」には入らない。

Apple Pencil（USB-C）と比較して互換ペンの優れているところ

Apple Pencil（USB-C）と比較すると、互換ペンの方が優れている面もある。Apple Pencil（USB-C）はiPadの側面に磁石で貼り付くけど、充電はケーブルでやる。
ちなみに、iPad（第10世代）で使う場合は、iPad側に側面で充電する機能がないからどうしたってケーブルで充電しなければならない。今回の互換ペンには充電用の端子がないから充電できないんだけど、そのための充電用アダプターが付いてくる。

充電アダプターのUSB-C端子をiPadや電源アダプターに接続し、アダルトグッズのようにも見える細長い部分に磁石で吸着すると、ワイヤレスで充電を始める。自分の場合はiPad miniで使うから必要ないんだけど。至れり尽くせり。
これで3500円ほど。充電用のアダプターが付いてこない商品なら3000円ぐらい。アダプターだけだと単体で1500円ぐらいで売っている。アダプターが必要なら一緒に買ったほうがお得。

互換ペンの方が軽い。Apple Pencil（USB-C）は手元にないから第2世代Apple Pencilの重さを測ったけど、それでも第2世代が18.43グラム、互換ペンが15.19グラムと3グラム以上軽かった。Apple Pencil（USB-C）の重さは公開されている情報では20.5グラムとある。1グラムで軽い方がいい。