エミュレーターテクニックMac

MacでPowkiddy X55(JELOS)のシステムファイルを操作するには(1)

Powkiddy X55やJELOSに限ったことではないのですが、Linuxベースの中華エミュ機のシステムファイルをいじる際は、パソコンからSFTP接続できるアプリを使うと楽です。これは中華エミュ機をもっと使いこなしたいと思うユーザーは絶対に覚えておきたいテクニックです。
ここではJELOSをインストールしたPowkiddy X55を例に紹介します。

エミュ機をWi-Fiに接続する

SFTPを使う際はネットワーク接続は必須です。Wi-Fiがもっとも手軽です。念のために接続の仕方と、SFTPに必要なIPアドレスを確認しましょう。

「START」ボタンを押して「メインメニュー」を表示。「ネットワーク設定」と選択します。既にWi-Fiに接続できている場合は「IPアドレス」の項目にIPアドレスが表示されているので、それをメモしておきましょう。

Wi-Fi設定がまだの場合は「IPアドレス」が「NOT CONNECT」となっています。
「ENABLE NETWORK」をオンにして、「WIFI SSID」を選ぶと周囲のWi-Fiネットワークが表示されます。自分の家のWi-Fiを選択して「WIFIキー」にパスワードを入力します。

自分の家のWi-Fiネットワークを選択
Wi-Fiネットワークのパスワードを入力する

接続できたら、画面右上のバッテリーマークの左側にWi-Fiマークが表示されます。
接続状態にならない場合は、「戻る」で「ネットワーク設定」から出て、再度「ネットワーク設定」に入るを1〜2回やるよいです。

ネットワークに接続できると、Wi-Fiのマークが表示される
「メインメニュー」→「ネットワーク設定」で表示される「IPアドレス」をメモしておく

SSH関連の設定をする

パソコンからX55に接続するためには、X55でSSHをオンにします。これも「ネットワーク設定」の中にあります。なので、手順としては上でIPアドレスを確認したときにやってしまうと1度で済みます。

「ネットワーク設定」の中にある「SSH」をオンにする

次にSSHで使うパスワードの設定をします。これには「メインメニュー」→「BATOCRA設定」を開きます。「ルートパスワード」という項目があり複雑なパスワードが自動的に設定されているのですが、「ROTATE ROOT PASSWORD」がオンになっているとこれが毎回変化します。
パソコンから接続する際に確認して打ち込み直すのは面倒なので、私は「ROTATE ROOT PASSWORD」をオフにしています。
さらに、パスワード単純な文字列に変更しました。安全性を考えるなら変化しないようにだけして、パスワードは複雑なものにしておいた方が良いと思います。

「BATOCRA設定」で「ROTATE ROOT PASSWORD」をオフにする。パスワードはそのままでもよいけど、私は「linux」と入力してる

以上でX55側の設定は終わりです。
長くなったので、パソコン側の設定は次回。MacでPowkiddy X55(JELOS)のシステムファイルを操作するには(2)に続きます。

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