OTOTOYの学校で、KORG Gadgetの勉強をはじめました。
akibyonです。
新しい能力を身につけたい気持ちにあきらめをつけられません。いろいろ手を付け過ぎだろうと自分でも思うのだけど、自分の力だけでは気持ちに追いつかないので、プロに積極的に習う、そう決めました。「新しい技術」ではなくて、「新しい能力」というところがやっかいなところです。自分でできるようにならないと納得できない、もう、そういう性分なのです。
その第1弾(の予定)「かっこいい音楽を作れるようになりたい」として、KORG Gadgetの使い方と、楽曲作りのノウハウを習うことにしました。
KORG Gadgetは「iPad専用のDAWアプリ」と大くくりに言ってしまうと簡単なのですが、それでは表現できない新鮮な魅力にあふれる楽曲作成アプリです。例えばiOSデバイスユーザーには、今や無料で手に入るApple純正のDAWアプリGarageBandがあります。トラックを重ねて1曲を仕上げるという点では同じですが、GarageBandの1トラックに割り当てる音源の単位はピアノやギター、ドラムなどの「楽器」なのに対して、KORG Gadgetは「ガジェット」と表現されるリズムマシンやベースマシンを模した「仮想ハードウェア音源」を割り当てて楽曲を作り上げていきます。
一般的なバンド演奏をイメージすると、複数の楽器の演奏を重ねて1曲にするという方法が思いつきやすいと思います。かつて初期のDTMをやっていたり、今でもときどきバンドでベースを演奏している自分からしても、このほうがピンきます。でも、私が好きなジャンルの音楽を思い浮かべると、一般的な楽器ではなくて、なんだかスイッチがいっぱい並んだマシンをいっぱい並べて、ツマミを回したりボタンを押したり、スライダを上下させたりして、楽曲を作っていくようになっているKORG Gadgetを見て「これで曲が作れるようになりたい」と思ったのです。
KORG Gadgetをダウンロードしたときに、「オトトイの学校」というところでその講座があることを知り、たまたま第1回の日程が開いていたのですぐに申し込みました。すぐに第2回、第3回の開催日には予定を入れないように確保しました。「オトトイの学校」で開催されている講座のラインナップを見るだけで、他にも自分が受けたい講座があり、どれもここでしか受けられない内容になっていることも想像できました。
前置きが長くなってしました。
そういうわけで、今日、その第1回を受講してきました。
あらかじめKORG Gadgetを触ってきた人もいたのですが、教えてもらう気がまんまんな自分は、KORG GadgetをiPadにインストールしてからかなり時間があったにも関わらずほぼ無の状態で望んでしまいました。それでも講師のYasushi先生が基本的な操作から説明してくれたので、すぐにおおまかな操作方法を理解することができました。独学でやると、どこにどういう機能のボタンやスイッチがあるかなどを把握するまでに、挫折の壁があるように思います。これをすんなり乗り越えられただけでも大きな収穫でした。
例えが適切かどうかわかりませんが、かつてTR-606というリズムマシンとTB-303というベースマシンが出た当初に、高校の先輩(お寺の息子=お金持ち)に借りて、宅録やライブで使っていました。今思うと、自力でよく使えるようになったなと思うのですが、いったん覚えてしまうとそんなに難しくない、そういう感覚を今日の2時間で得ることができました。
2時間の講義の中で、なんとなくそれっぽい曲ができました。それに加えて、もっと時間をかければ完成度を上げられそうと思ったところがポイントです。当然、次回までに1曲作ってくるようにと宿題が出されました。
講義には、KORG Gadgetを開発したKORGの技術者の方たちも聴講しておられ、Yasushi先生や受講生を交えて、その後の飲み会(「オトトイの放課後」という)でお話することができました。ここで、こういう機会に出会えるとは、全く想像していませんでした。自分がライターの仕事の中で、好きで、たびたび音楽アプリのことを、KORGのアプリのこともいくつか紹介していることを伝えずにはいられなくて、結果ちょっと営業したみたいになっちゃったんだけど、話すことができました。終電の制約がなかったらもっと話したかった。
講義は1回終わっただけ、あと2回あります。KORG Gadgetの概要を知るには今日だけで、ほとんど十分だったと思うだけに、第2回、第3回でどんなことを教えてもらえるのか楽しみでなりません。宿題がんばる!