「MacBook Air」と「iPad Pro」の2020年モデル、テレワークに向くのはどっち?
米アップル(Apple)のノート型PC「MacBook Air」の2020年モデルが2020年3月27日に発売された。早速、試用する機会を得たので、筆者が普段のモバイル作業で使っている「iPad Pro+ハードウエアキーボード」との比較を交えてリポートしたい。
実はiPad Proより安価なMacBook Air
筆者は2017年に発売された10.5型のiPad Proを購入してから、ハードウエアキーボードを組み合わせてほとんどのモバイル作業に使用している。現在は2018年発売の12.9型iPad Proに移行し活用の幅も広がってきた。一方、MacBookシリーズは2015年に登場した初代の12型MacBook以来購入していない。
先日発売されたiPad Proの2020年モデルも魅力的だが、久しぶりにiPad Proの対抗馬としてモバイル用に本気で購入を検討しているのが今回発売されたMacBook Airだ。
その理由は、Macの中ではかなり安価な上に、標準構成でもそこそこ使えそうなスペックである点。
用意されている2つの標準構成モデルのうち、下位モデルはアップルの直販価格が10万4800円(税別)。2019年の下位モデルは11万9800円だったので、1万5000円安くなっている。
さらに内蔵のSSDは128GBから256GBに倍増。128GBでは頼りない感じだが、256GBならメイン機として十分に使えると考える人は多いだろう。
搭載メモリーは標準で8GBなので、欲を言えばCTOで16GBにしたいところ。そうすると2万円の上乗せになるが、前述のように2019年モデルより1万5000円安くなっているわけだから、5000円足せばSSDとメモリーが倍になったMacBook Airが手に入ると考えれば、魅力的に見えてこないだろうか。
ストレージが256GBの11型iPad Proは、Wi-Fiモデルだとしても純正のキーボード付きケース「Smart Keyboard Folio」と一緒に購入すると11万4600円(税別)になる。今回のMacBook Airはかなりお買い得なのだ。