【悲報】愛用のAirPodsを片っぽだけなくしました……
連載:イトウアキのアップル系と呼ばれて(第2回)
もう片っぽは元気にしています
スマホはiPhone、パソコンはMac、仕事先にはiPadを持参し、移動中はAirPodsで音楽を聴いているけど『別にアップル好きじゃないです』と言い張るライター伊藤朝輝がつづるアップルライフ。今回は、AirPodsの片方だけなくしたらどうする? というお話だ。
どうせなら左右同時になくせばよかった!?
ついに恐れていた時が来た。発売日に東京・渋谷のアップルストアに並んで購入して以来、毎日、家でも外でも愛用していた「AirPods」を片っぽなくしてしまった。
飲み会帰りの電車。うっかり乗り越してしまい、慌てて降りたら音楽の聴こえ方がヘン……。すぐにAirPodsの右耳用がなくなっていることに気が付いた。寒い日だったためネックウオーマーで口のあたりまで覆っていたのだが、AirPodsの耳から出ている部分、通称「うどん」がネックウオーマーに押し上げられて外れてしまったようだ。酔っていたとはいえ自分の不注意が招いた結果にかなり落ち込んだ。
ダメもとでiPhoneの「AirPodsを探す」を試してみた。この機能はiPhoneとのBluetooth接続を利用するのだが、圏外に出た場合は接続が切れた場所が表示される。降りた駅で落としたとしたら、その駅が表示されるはずっ!
しかしそれは、両方をなくしたときの話だった。残った片方がiPhoneに接続されているため、iPhoneから見るとなくしたことになっていないのだ。「AirPodsを探す」機能は、AirPodsの片方ずつを認識しているわけではない……ということを図らずも明らかにしてしまった。
いま思えば鉄道の遺失物センターに届けておけばよかったのだろうが、AirPodsをなくした事実がショックすぎてそこまで気が回らなかった。
AirPodsなしでは生きていけないと知る
とりあえず、なくしたAirPodsの代わりにiPhone付属のイヤホンを使うことにした。外出中に音楽を聴く場合は、ポケットに入れたiPhoneと接続しておくだけなので、ケーブルが気になる点を除けば、それほどストレスはたまらない。
不便なのは家の中だ。原稿を書きながら「iTunes」で音楽を聴くため、また「YouTube」などで動画を確認するため、筆者は家でもAirPodsをMacに接続して使っている。「Handoff」という機能を利用すれば、Mac経由でiPhoneの電話を発着信することもできてしまう。
AirPodsがあったときは、そのままMacの前から離れてコーヒーを入れ、リビングで飲んだり、時にはトイレに行ったりもしていた。しかし、有線イヤホンでは、そのたびにいちいち耳から外さなければならない。これがどうにも不自由でたまらない。
スポーツジムで音楽を聴きながらトレーニングしていたときも、イヤホンのケーブルをトレーニングマシンに引っ掛けてヒヤリとした。
やはりAirPodsなしでは生きていけない。早いところ新しいAirPodsを買うか、失った片方を取り戻すかしなければ仕事が手につかない。
イヤホンも充電ケースも単体で購入できる
実は、AirPodsをなくした場合、アップルまたはアップルの正規サービスプロバイダーに行けば「修理」という名目で片方7800円(税別)で購入できる。ちなみに充電ケースも7800円。セットの商品もバラで買える、アップルのそういうところが大好きだ。しかも、全部足すと2万3400円で、新品(税別1万6800円)を買うよりも高くつくところがニクい。
アップルのサポートに連絡してAirPodsの右耳用をなくした旨を伝えた。すぐに送ってもらえると思い込んでいたのだが、残っているほうを店舗に持って行き、確認してもらわなければならないとのこと。アップルのこういうところは大嫌いなんだからね。しかも、交換品が店舗にあればその場で受け取れるが、なければ取り寄せになるという。
アップルのサポートページから近隣のジーニアスバー(アップルストア内のサポート窓口)を予約しようとしたが、1週間先まで空きがない。そこで翌日に空きがあった正規サービスプロバイダーを予約し、念のために電話をかけてAirPodsの在庫を確認すると、あっさり「ない」とのこと。「1週間くらいかかります。どこの店でもそうですよ」という追加情報まで入手してしまった。
AirPodsを見せに電車に乗って店舗まで行って、1週間待ってまた電車に乗って引き取りに行くくらいなら……ええい、新品を買ってしまえっ。
というわけで、いまは新品のAirPodsと、右耳用がないAirPodsの2台持ちになった。この話、続きます。