アップル系と呼ばれてテクニックiPhone

iOS 12のミー文字が似ないので美容院に行きました

連載:イトウアキのアップル系と呼ばれて(第19回)
似ないなら、自分が似せよう、髪型を

スマホはiPhone、パソコンはMac、仕事先にはiPadを持参し、移動中はAirPodsで音楽を聴いているけど「別にアップル好きじゃないです」と言い張るライター伊藤朝輝がつづるアップルライフ。今回は、自分に似たミー文字が作れないので自分がミー文字に似ようとしたというお話。

●iOS 12で楽しみにしている新機能
iOS 12は、あと1カ月も待てば正式リリースされるのではないかと思うのだけれど、一刻も早く使ってみたい筆者は2カ月ほど前から「パブリックベータ版」を試している。本記事執筆時点のバージョンは「Beta 6」だ。

iOS 12の誰もがうれしい目玉は、iPhone 5sやiPad mini 2といった古い端末でも快適に動くようにチューンアップされている点だろう。筆者が個人的に注目しているのは、端末の使用時間を可視化することでスマホ依存対策になるという新機能「スクリーンタイム」だ。端末の使用時間の内訳のほか、日ごとの「持ち上げ」や「通知」の回数もグラフで確認できる。

1日の端末の使用時間、過去7日間の端末の使用時間をグラフで可視化。どのような目的で使っていたかも一目で分かる
「スクリーンタイム」では端末を持ち上げた回数までカウントしている。手持ち無沙汰でつい手に取ってしまう場合もすぐに可視化される

そして、iOS 12で筆者が最も楽しみにしている機能は、自分の顔に似せたキャラクターなどのオリジナルの顔を作れる「ミー文字」。「メッセージ」で送った自分のミー文字に録音したメッセージをしゃべらせたり、無料ビデオ通話機能「FaceTime」で、自分の顔にマスクのようにかぶせるなど、自分の顔を出すのがちょっとはばかられる場面でも活躍してくれそうだ。

●ミー文字は面白いけど似てくれない
今年6月のアップルの発表会では、自分の顔に似せたキャラクターをミー文字で作るデモンストレーションが行われたし、7月17日の「World Emoji Day」(世界絵文字デー)には、アップルのホームページに掲載されている役員の顔写真がミー文字になっていた。

6月に行われたアップルの開発者向けイベント「WWDC 2018」では、登壇者がミー文字を自分に似せる様子を披露した
7月17日の「World Emoji Day」には、アップルの役員の顔写真がミー文字になっていた

アップルの役員紹介のページを見て、筆者もミー文字で自分の顔を作ってみたのだが、どうもうまくいかない。肌や目の色などをかなり自由に選択できるのは、世界の誰もが愛用しているiPhoneならではだろう。にもかかわらず鼻の形は1つで、大きさも3つしかない点は納得がいかない。似顔絵を描くとき、鼻は意外と重要なのだ。目と眉のサイズや位置を微調整できないのも残念。

髪型の数は多いのだが、筆者が選びたい短髪の中にはしっくりくるものがなくて困った。筆者はここ数年、サイドを薄くしトップを長めに残して立てる「ソフトモヒカン」と呼ばれる髪型にしている。しかし、ミー文字には丸刈りかM字ハゲ、およびその進行形くらいしか用意されていないのだ。

●ミー文字に似せるために美容院へGO!
自分に似た髪型がミー文字の選択肢にないので、美容師の友人のところへ行って、ミー文字に似せることはできないか相談してみた。が、髪型の一覧を見た友人は「丸刈りにするしかなさそう」との結論。残念だ。

美容師の友人に相談し、いろいろな葛藤を乗り越えた末、スタイリングでミー文字にある髪型に近づけることに

いくらミー文字に似せるためとはいえ、気に入らない髪型にするのはつらすぎる。しばらく悩んでいると、友人は「ちょっと寄せてみましょう」と言ってソフトモヒカンの雰囲気を残しつつカットし、ミー文字に近くなるようにスタイリングしてくれた。

スタイリングでミー文字に似せた。筆者も表情を頑張ってミー文字に近づけているところ。改めて見ると、意外にいい線いってるように思う

今回はこれが限界か。「髪がもっと長ければなんとかできたのに」と、カットしてくれた友人も残念そうだった。アップルの役員は自分の顔に似せたミー文字が作れるのに……。

iOS 12の正式リリースまでにとは言わないが、いつかミー文字でソフトモヒカンも選べるようにしてほしい。

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