iPhoneケース展で見つけたレザーケースに一目ぼれ
●iPhoneケースを中心にした展示イベント
9月22〜24日に横浜の赤レンガ倉庫で開催された「iPhoneケース展」に行ってきた。iPhoneケース展は、iPhoneのケースをモチーフにしたアート作品の展示や、国内外のiPhoneケースやアクセサリーメーカーが参加して直販するイベント。例年秋に行われ今年で8回目だ。今年は筆者の地元横浜での開催ということもあり、開催を楽しみにしていた。
iPhoneケース展は、iPhoneケース作品の展示、iPhoneケースやアクセサリーの直販、オリジナルのiPhoneケースなどを作れるワークショップ、トークショーなどステージイベントの4本柱で進められている。どれも面白いのだが、筆者はiPhoneケースの直販コーナーで、新しいiPhoneケースを見つけて試したり、デザイナーやメーカーの担当者に直接会って話をしたりできるのが一番の魅力だと感じている。
量販店のiPhoneケースコーナーやインターネットのWebサイトを探しているだけでは出会えないケースを見つけられることも多い。「素晴らしい!」と思っても価格が数万円以上するケースもあるのけれど、自分のiPhoneに装着させてもらえる場合がほとんどなので、試してうっとりするだけでも楽しい。今回は一目ぼれして買ったケースがあるので、このあとで紹介する。
●一目ぼれした買ったMYNUSレザーケース
iPhoneケースの直販コーナーを何度も回っていて目についたのは、全然iPhoneケースらしくない「MYNUS TOCHIGI LEATHER CASE 147」(アンドデザイン株式会社)だった。長財布と思って通り過ぎたのだけど、「あれ?」っと二度見して、ほれ込んでしまった。1枚の革でiPhoneを包み込んだだけのようなデザイン。手帳型ケースとも違う、今までになかった形状でiPhone全体をガードしている点も面白い。ケースを閉じて置いておくと、iPhoneだとは思わないかもしれない。
使うときは革を開いてiPhoneの裏側に巻いて持つ。それだけでも一般的な手帳型ケースよりも握りやすいが、ケースを閉じるときに使うゴムひもを指にかけるとさらに安定する。片手で操作する際の不安感もない。今までiPhoneを片手で安定して持つ方法やグッズを探してきたのだけど、このMYNUSレザーケースならそれも解決する。
iPhoneは「アタッチメントガード」と呼ばれる樹脂製のカードに粘着シートで取り付ける仕組みになっている。アタッチメントガードは革のポケット部分に差し込まれているだけなので、上下ひっくり返すとケースを逆びらきにすることもできる。
粘着シートは水洗いすれば粘着力が復活するので、何度でもiPhoneを貼り直せるとのこと。それでも長く使っていて粘着力が弱くなったら、アタッチメントガードだけ買い換えて、革のケースは引き続き使える。また防水ケースなどにiPhoneを入れる場合も、革のケースだけを取り外せるのは便利。
アタッチメントガードには上下に穴が開けられており、ストラップを通せる。革製ケースでここまで考えられていることに感動した。使う人の気持ちになって作らないと、こんなアイディアは出てこないだろう。このことはもちろん会場で製作者に伝えた。
正直に言うと、開けたり閉じたりするのはちょっと手間だ。革で巻いてゴムひもで閉じてある状態では通知も見れないし、電話がかかってきたらケースを開いているうちに切れてしまうかもしれない。
それでもいい。iPhoneケースっぽくないデザインにほれ込んでしまったので、多少の使いにくさは愛で補う。アップル純正の手帳型ケース「レザーフォリオ」と使い分けていこうと思う。