MacBook Pro 2018アップデートおさらい
大々的にアップデートが発表された感のあるMacBook Pro 2018。
いつもならWeb上だけででさらっとアップデートが発表される「サイレントアップデート」ぐらいレベルのように思うのだけど、15インチのCPUは4コア→6コア、13インチのCPUは2コア→4コアと、わかりやすいアップデートになったせいか、アップルのアピール度がちょっと違う。あとは何かと問題のあった第2世代バタフライキーボードが第3世代になったこともアピールポイントかもしれない。
ちなみにアップデートされたのはTouch Bar付きモデルだけで、Touch Bar無しはそのまま。アップルはやっぱりTouch Bar推しかー。
そうそう、15インチの方はCPUをCore i9、メモリは待望の32GBにCTOできるというのも大きな変化だろう。そう考えると、結構アピールポイントあるね。
ついでに地味なアップデートをもう少し並べてみよう。
ディスプレイのTrue Tone対応。iPhoneやiPad Proではすでに搭載されているが、Macでは初だ。Macを使っているデザイナーはNight Shiftを含めて、画面の色味が勝手に変わってしまうのを嫌うんじゃないかと思うのだけど、最近はそうでもないのかな。ちなみにTouch BarもTrue Toneの対象になっているそうだ。これはかなり地味。
私自身はメイン機のiMac 5Kを日の出と日の入りに合わせてNight Shiftの自動設定にしている。あまり気にならない。True Toneがあっても良いのではないかと思う。Night Shiftほど劇的に変化しないので、True Toneだけオンというのもありかもしれない。
Touch IDが使えるのは以前からだけど、その制御にも使われる独立プロセッサがT1からT2になった。地味な変化だけど、そのおかげで「Hey Siri」が使えるようになった。わかりやすいからその点が強調されるけど、実はT1よりも高度なセキュリティ処理を行っているという。何度聞いてもよくわからない。iMac Proにはすでに搭載されているので、セキュア機能についてはすでに解説してくれている人がいるかもしれないので、あとで自分で調べてみようと思う。
ただしiMac ProのT2プロセッサにはない機能もある(そこの説明はわかった)。Touch Barの処理と、ディスプレイ上部にあるFaceTimeカメラの映像もセキュリティ的な処理を行っているとのこと。ふーんと思ったけど、これはもしかしたらアレだ。すでにFace ID(顔認証)のハードウェア的な機能は搭載されており、macOSをMojaveにアップデートしたら使えるようになるってやつかもしれないぞ。
13インチで地味だけど嬉しいアップデートは、左右のThunderbolt 3が、15インチ同様同じ帯域幅になったこと。今までは左側は4レーンあったが、右側は2レーンだった。Thunderbolt 3コントローラー自体がアップデートされているらしく、そもそもの処理速度も上がっているそうだ。こう考えると13インチのMacBook Proはかなりお買い得というか、最近になって2017を買った人はちょっと悲しいかも。
というわけで、アップデートされたところをおさらいするだけで、結構書くことあった。