ClamCase Pro for iPad mini 4の致命的な弱点を克服するには
さて、ClamCase Proには致命的な弱点(あえて欠点とは言わない)があります。それは、360度開閉可能な特殊ヒンジ部分が弱いこと。先代のClamCase Pro for iPad miniは、数ヶ月でヒンジ部に亀裂が入ってきた。
おそらく、iPadをセットしない状態で開閉しようとしたときに、負荷がヒンジ部の少し上の薄いプラスチック部分に集中してかかるからだと思う。
iPadをセットせずにClamCase Proを開閉すると、赤で囲んだ部分に負荷が集中する。
iPadをセットしていると、iPadが芯になるので負荷は分散される。
つまり開閉は必ずiPadをセットした状態で行うことにすれば、亀裂が入るのを防ぐことができるのではないかと思う。
iPadをセットしない状態で開閉するのはどんなときか?
iPadをClamCase Proから取り出して使いたいとき、ClamCase Proを開いてiPadを取り出すところまでは良いが、その後iPadのセットされていないClamCase Proを閉じる。これがいけない。
また、次にiPadをセットするときに、空のClamCase Proを開くことになる。これもいけない。
1つの回避策は、ClamCase ProからiPadを取り出したら閉じないという方法。
これは短い間良いだろうけど、長時間そのままにしておくと場所を取って邪魔。空のClamCase Proを開けたままの状態で、高いところから落とすようなことがあると、結局弱いヒンジ部に負荷が集中して、割れてしまうかもしれない。
ではどうするか。ClamCase Proを開かないで、iPadを取り出せば良いのだ。そのやり方を紹介する。
ClamCase Proを1cmほど開く。目安は、指を放すと閉じる状態。この状態でiPadを取り出す。
幸いClamCase ProとiPadの脱着は簡単だ。上辺の一端に軽く力をかければ、すぐに外れる。
隙間からiPadを抜き出し、指を離せばClamCase Proは閉じる。
iPadをセットするときは、逆の手順で隙間からiPadを差し込み、ClamCase Proを閉じる。これで簡単にiPadがセットできる。改めてClamCase Proを開く。
というわけで、ClamCase Pro for iPad mini 4を手に入れてから、前回の反省をもとに、一度も空の状態で開閉しないようにしている。これで本当に、ヒビ割れを回避できるのかどうか、また数ヶ月後に結果をお伝えしたい。