これはプチ断食といえよう
2/4(水)
明日、大腸の内視鏡検査をすることになっているので、今日一日、検査食エニマクリンというものを食べている。要するに検査するに当たっては腸の中が空っぽじゃないと困るので、前日は消化の良いものを少量だけ食べなさいということだ。それでも検査前には浣腸するらしいが。
そもそも何で大腸の内視鏡検査をするのかというと、先日、肛門科に行ったときに、今まで一度もそのような検査をしたことがないと話したら、念のために検査しましょうということになったのだった。エニマクリンは検査の予約をしたときに病院でもらった。
エニマクリンの内容は、朝食が白粥(レトルト)、みそ汁(粉末)、鰹ふりかけ。意外においしい。昼食が、味付け粥(蟹かまとかつおだしのレトルト)とすまし汁(粉末)。これも結構うまい。そして間食まである。エネルギー補給飲料(粉末でイオン飲料をすごく甘くした感じ)これが250ml分×2、ビスケット(すごくおいしい)、キャンディー(ヨーグルト味)。エニマクリンを作っているのはグリコなだけに、おやつはおいしいのかしら。夕食はポタージュスープだけ。これもおいしかった。総カロリーが1,100kcal。他の人がおいしそうなものを食べているのを見なければ、3日ぐらいはこれで済ませられそうだ。
2/5(木)
そういうわけで、大腸の検査。午後からなのでそれまでは何も食べられない。検査自体は10分ぐらいらしいが、前処置と後処置を含めると半日かかるため、夕方まで何も食べられない。昨日の軽い食事から考えても、これはプチ断食といえよう。
午前中にNクリニックに行き、午後からランドマークタワーにあるMランドマーククリニックに行った。病院のはしご。
検査の前処置とは早い話が浣腸だ。ケツがぱっくり割れる検査着に着替えて、1リットルぐらいのお湯(に、たぶんグリセリンを混ぜたもの)を肛門から注入。注射器のようなものを想像していたが、そうではなくて点滴のように上からつるしてある容器に液を入れて重力で注入するものだった。そのあと、トイレに行って出すのだ。1回では終わらない。ケツから出てきた液体が無色透明に近くなるまで繰り返さなければならない。初めの2回ぐらいまでは、これが浣腸というものか、たいしたことないなという思いだったが、3回目ぐらいから下腹部が切ない気持ちになってきた。担当してくれたのが、30代前半ぐらいのやけに明るい看護婦さんで「きれいになって行くんだからもっとうれしそうにしないと!」と檄を飛ばされながら処置室とトイレを行ったり来たりした。10回近く浣腸した。最後のほうは看護婦さんがトイレまで状態をチェックに来た。だんだん自分も使命感のようなものが生まれてきて、終わりの頃は自分からもう1回やらせてくださいと言っていた。
腸の中がすっかりきれいになったところで、ベッドに横になるように言われた。しばらく待っていると、そのベッドのまま検査室に運ばれた。大腸は40センチぐらいあるそうで、その一番奥(大腸の始まりの部分)まで内視鏡が入った。モニタ画面で自分の大腸の中を見れた。検査自体はあっけなく終わった。直前に麻酔の注射をされたせいか、ほとんど痛みも無かった。麻酔が覚めるまで少し横になっていておしまい。そのあと検査結果を教えてもらえる。神経科の薬のせいで腸の動きが弱まっている以外は異常は無いということだった。
うちに帰って夕食。軽いものを食べているつもりなのだが、胃にものすごい負担を感じた。検査後もエニマクリンぐらいのものがよかったのかもしれない。風呂に入った後体重を量ってみたら、いつもの体重よりも3キロも減っていた。
少しだけ仕事をして早めに寝た。