BIBLOのハードディスク交換
先週あたりに、妻のノートPCのCドライブの空きが400KBぐらいになっていることを聞かされた。そんな空きで使っていたらいいことない。
Dドライブに空きが1GB弱あるので、パーティションを切りなおす(または1ドライブにしてしまう)ことも考えたが、それにしても、データを別の外部メディアにバックアップしなければならないわけで、それだったらハードディスク自体を交換しても作業的に大して変わりない。ネットでディスクの交換方法を調べてみたらいくつか見つかり、それほど難しそうでもなかった。マニュアルには載っていなかったが、裏ぶたの1つを開けるだけでディスクに簡単にアクセスできてしまうのだ。こういうところはデザインはダサくても富士通だなと思った。
もともとのディスクは流体軸受でもなく動作音がうるさいし、最近のディスクに比べれば読み書き速度も遅い。これを交換すると今までよりも快適になるはず。FMV-BIBLO NE/36Lという1999年夏モデルの古いノートPC(セレロン366MHz)を大事に使っている妻に、少しでも快適な環境を提供したいという気持ちもあった。
横浜のソフマップで、バルクの2.5インチディスクを探すと、20GB、40GB、60GB、80GBとあり、あまりお金をかけたくもないので、はじめは20GBを手にとったが、よく見ると40GBのものと千円しか違わないので、40GBにした。プラス千円で容量が倍。
このBIBLOはもともとはWindows 98 SEがインストールされたモデルだったのだが、去年の春先に書いた本のネタとして、Windows XPにバージョンアップしてある。そのときはDドライブにデータをバックアップしたので、あまり考えなくてもよかったのだが、今回は外部のメディアにバックアップを取らなくてはならない。ここが頭を使うところだ。NE/36Lに搭載されているのはCD-ROMドライブなので、CD-Rに書き出すというわけにはいかない。とりあえず別のWindows PCにネットワーク経由でバックアップすることにした。バックアップするデータは900MBほど。
USBポートにさして使えるフラッシュメモリを買うことも考えたが、やはりお金をかけたくないのでやめた。
もう一つ考えなければならないのは、このBIBLOがCD-ROMからの起動をサポートしていないこと。そういうわけでフロッピーの起動ディスク6枚が必要だ。これは以前作ったものがあった。念のために起動できることを確認‥‥したところ途中で読み込みエラーの発生するフロッピーがあった。危ないところだった。起動ディスクを作り直しもう一度確認。今度は別のフロッピーで読み込みエラー。ホント危ない。結局、2枚のフロッピーが壊れていた。少し前までは、フロッピーなんていうこんなに信頼できないメディアを使っていたんだなぁと思った。
ディスク交換は最初、うまくスペースに収まらず手間取ったが、ふとした拍子にカポッとはまった。一時はどうなることかと思った。
起動ディスクで起動してディスクをCドライブ10GB、残りをDドライブとした。とくに理由はない。Cドライブ5GBでもよかったかなとも、ちょっと思う。
XPをインストールして、今度はバックアップのデータを戻す。バックアップの入ったほうのPCはCD-RWが使えるので、それにデータを焼いて戻せばいい。しかしはじめの400MB分ぐらいを焼いて、BIBLOに戻していたのだがこのCD-ROMドライブがすごく遅かった。ネットワーク経由で転送しても大して変わりがないほどだ。そこで無線LANだけは使えるようにして、残りのデータはネットワークで転送した。CD-RWに焼いている時間を含めたら、ネットワーク転送のほうが早いように思った。
あとは普通にメールデータやらお気に入りやら、その他のアプリの環境をリストアしておしまい。ディスクが静かになって、起動も早くなって妻は喜んでいた。