日記

TunePatのAIボーカルリムーバーを試してみた

TunePat Apple Music Converterを起動するとコントロールパネルのようなウインドウと、Apple Musicウェブプレーヤーが開かれる。
そのコントロールパネルでサイドバーから「ツール」を開くとちょっとしたツールがついていた。こんなの使うことある?と思ったんだけど、「AIボーカルリムーバー」がちょっと気になったのでを試してみた。

TunePat Apple Music Converterのおまけツール

ボーカルリムーバーを使おうとするとAIモデルのインストールが必要とのことだった。そこそこ待つ。

AIボーカルリムーバーを使う前にAIモデルのダウンロードとインストールが自動的に行われる

AIモデルのインストールが済んだところで、画面に楽曲ファイルをドラッグ&ドロップし「AI処理開始」をクリック

楽曲ファイルを追加して「AI処理開始」をクリック

AIの処理には結構時間がかかる。Neural Engine使ってないのだろうか?
しばらく待つと指定したフォルダーに、「_(Instrument)」「_(Vocals)」とついた2つのファイルができた。ボーカルをただ取り除くのではなくて、ボーカルとそれ以外に分離するってことだったのだ。

ボーカルパートとそれ以外が分離されて2つの音声ファイルになった

聴いてみると結構ちゃんとしてる。Instrument側にはボーカルは全くといっていいほど乗ってないし、Vocalsはバックの演奏がほぼ聴こえない。なかなかすごい。

楽曲のパートを分離するということならLogic ProのStem Splitterと似てる。というわけで、同じ曲をStem Splitterで分離してみた。

Logic ProのStem Splitterは通常の音声ファイルを4つのパートに分離する機能
分離できた

Logoc Proはボーカル以外をさらに分離してドラム、ベース、それ以外としているのだけど、処理速度が圧倒的に速い。
聴き比べるとボーカルの分離具合はこっちも完璧。聴き比べるとTunePatの方もLogoc Proレベルでちゃんとしてた。

自分の場合はLogic Proを持ってるし、早く処理できるからTunePatのおまけツールを使うことはないと思う。
でも機能はちゃんとしていたのでLogic Proを持っていない人で、ボーカルとそれ以外を分離したい場合には有用だと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です